当社は、主力生産拠点のひとつである郡山工場（福島県郡山市）に新製造棟を建設することを決定いたしました。2024年７月に着工し、2026年下期より稼働を開始する予定です。

郡山工場では、EUV用フォトレジスト、ArF用フォトレジスト、KrF用フォトレジスト等の各種半導体用フォトレジストを製造しています。半導体市場は今後の中長期的な成長が予想されることから、当社製品のさらなる高品質化および供給能力拡大を目的として、同工場に国内最大の新製造棟の建設を決定いたしました。新製造棟は製造ラインを自動化・デジタル化したスマートファクトリーとする計画であり、高い安全性・生産効率を追求するとともに、世界最高品質のフォトレジスト製造を目指します。

また、同工場においては2022年７月に検査棟を新設しており、製品の品質や検査効率の向上に寄与しています。詳細については、2022年８月４日付の当社プレスリリース「郡山工場における新検査棟の竣工に関するお知らせ」をご参照ください。

当社グループは、2020年８月に発表した長期ビジョン「TOK Vision 2030」で示したありたい姿の実現のために、2022年２月に発表した「tok中期計画2024」の３カ年において、過去最大規模となる600億円以上の設備投資を計画しています。将来の需要増加に対応するため、今後も積極的な設備投資を実施し、グローバルサプライチェーンを強化します。

 1．郡山工場　新製造棟の概要

所在地       福島県郡山市待池台１－23
建築面積       4,800㎡
着工予定       2024年７月
稼働開始予定   2026年下期
投資金額       200億円以上（予定）

2.   今後の見通し

本件が当社の2023年12月期連結業績に与える影響は軽微であり、2023年７月28日に公表した連結業績予想に織り込み済みです。