プラズマ・ディスプレイ・パネル製造材料の専用工場を新設

企業情報

東京応化工業株式会社(本社:川崎市中原区/社長:横田 晃)は、郡山工場の敷地内(福島県郡山市)にプラズマ・ディスプレイ・パネル(以下「PDP」)製造用ドライフィルムレジスト及びPDP関連製造材料の専用工場を新設することを決定し、本日起工いたしました。
今回の新工場建設は、国内外でPDP市場の大きな成長が期待され、PDPパネルにつきましても需要拡大が見込まれますので、これに伴う当社PDP製造材料の需要増に的確に応えるため、生産能力の増強を図るものであります。

新工場で主に生産を行うドライフィルムレジストは、サンドブラスト法によるPDPパネルのバリアリブ(隔壁)形成、及び電極形成に使用されています。特にサンドブラスト法を用いたバリアリブ形成は、PDPの製造では極めて重要な工程となっております。当社はこの分野における先発メーカーで、その製品はユーザー各社より高い評価を頂いており、世界規模で高いシェアを誇るリーディングサプライヤーとなっております。

PDPは、マルチメディア時代のキーディスプレイの一つと目されており、テレビ、インフォメーションボード、テレビ会議システムなど幅広い用途が考えられております。また、これまでは主に業務用途で使用されてきましたが、2000年12月の衛星デジタル放送の開始やデジタル多用途ディスク(DVD)の普及などにより、今後一層の家庭への普及が期待されるなど、急成長が予測されております。

当社のコア事業の一つであるディスプレイ材料事業において、PDP製造材料は将来大きな柱になるものと最も期待されている事業の一つであり、本投資による量産体制の確立を図ることで優位性を一段と強固にできるものと確信しております。また、さらに関連製造材料の開発・上市を進展させることにより、2006年3月期(平成18年3月期)にはPDP製造材料の売り上げを80億円とすることを目標としております。

新工場の概要

工場所在 福島県郡山市待池台1丁目23番地 郡山西部第二工業団地
生産品目 プラズマ・ディスプレイ・パネル製造用ドライフィルムレジスト及び関連製造材料
投資額 約25億円
延べ床面 約5,200㎡
予定工期 2001年12月~2002年7月末
人員計画 約20名

東京応化工業株式会社 概要

東京応化は、半導体・フラットパネルディスプレイ・プリント配線板の製造に必要不可欠なフォトレジスト(感光性樹脂)において、世界でトップシェアを誇るリーディングサプライヤーです。また、長年に亘って蓄積した技術をもとに、フォトレジスト付属薬品、特殊化学材料、半導体・液晶ディスプレイ製造装置、印刷製版材料と幅広く事業を展開しております。

Structure of AC Type PDP

Structure of AC Type PDP2

PDPバリアリブ(隔壁)形成工程

PDPバリアリブ(隔壁)形成工程

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