報告書(株主通信)2021年12月期中間報告書

2021年12月期中間報告書
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1 不純物の混入を許さないTOKの技術

東京応化が提供するフォトレジスト、現像液、洗浄液、シンナーなどの半導体製造用化学薬品は、徹底した品質管理のもとで製造されています。半導体にとって、不純物(微小なゴミや金属不純物)の混入は不良品の原因となるため、半導体製造には極限まで清浄度の高い製造環境が必要です。
このため、半導体製造環境に不純物を持ち込まないために、半導体製造用化学薬品にも不純物管理が必要不可欠になります。このため当社が管理している製品規格は、例えるなら、“50mのオリンピックサイズ・プールにコーヒー1滴ほど”の不純物も許されないレベルです。
この難しい規格を満たすため、原材料の管理から製造設備、製造工程や製品検査に至るまで、不純物分析や品質管理を徹底的に行うことで不純物を排除し、極めて厳しい検査に合格した製品を提供しています。当社はお客さまの品質要求に最先端の高純度化技術で応え、つねに最適な化学薬品を提供することで半導体製造を支えています。

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 2 幅広い製品群で社会に貢献し続けるTOKの技術

高速・大容量通信が可能な5G※¹の普及によりIoT※²や新たな用途・サービスの増加によって、最先端半導体だけでなく、アナログ半導体※³、パワー半導体※⁴、センサー※⁵、マイコン※⁶などの需要も伸びることが予想されています。これらの半導体は、身近な家電やデジタル機器には欠かせない半導体であり、今後はさらに電気自動車の普及や脱炭素化に関するインフラへの投資などの用途の拡がりに伴い、その新規需要が増加すると考えられています。
当社は、半導体の進化の歴史とともに歩んできたことから、各種フォトレジストを取り揃えているだけでなく、
その付属薬品である現像液、洗浄液、シンナーといった高純度化学薬品まで幅広い製品を提供できることが強みです。これからも、当社の強みを活かし、お客さまの要望に最適な製品の提供を続けることで、高まる半導体の新規需要に応え、豊かな未来と社会の実現に貢献していきます。

  • 1第5世代移動通信システム
  • 2モノのインターネット
  • 3人と機械の橋渡しとなり、アナログ情報をデジタル信号に変換、増幅などを行う半導体
  • 4電気を直流・交流に切り替えるなど電力の変換や制御を担う半導体
  • 5音、光、温度や速度などのアナログ情報を機械が取り扱うことのできる信号に置き換える素子
  • 6マイクロコントローラとも呼ばれる、家電やデジタル機器の制御に特化したコンピュータ

TOKの半導体製造用化学薬品と電気自動車を動かす各種半導体

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