[社会インフラ]
未来を開く
インターネットやスマートフォンの普及は、
社会インフラに大きな変革をもたらしています。
今後起こる様々な技術革新により、
これまでは想像が出来なかった社会が実現されるかもしれません。
現代社会においても重要なインフラとなったデータ。データの収集を行うセンサーや、得られたデータの保管を行うクラウドを支えるデータセンター、大量の情報を素早く処理をするアプリケーションプロセッサーなどの更なる性能向上を支える半導体製造技術の進化に、これからも東京応化は貢献していきます。
足元で普及が始まっている5G、そしてその次の世代の通信規格である6Gが完全に実装化された社会では、今までよりもデータの移動が活発になります。それを可能にするためにデータセンターやスマートフォンなどの情報端末の技術革新は、日々進んでいます。
道路状況をセンサーで検知し、得られた情報を車自らが判断して、走行を決定する自動運転自動車の開発は、足元で進行中です。気象環境に依存しないセンサーの感度の向上や、センサー情報に基づく運転判断を行うAIの進化により、ドライバーを必要としない車が主流になるかもしれません。
IT(情報技術)を使い、家庭内の照明器具、調理器具、冷暖房設備など電気やガスを使用する機器を制御し、エネルギー消費を最適に制御するスマートハウス。この実現は、その制御端末となるスマートフォンや各種電化製品のセンサー技術の進化によりもたらされます。
[脱炭素社会]
未来を開く
地球規模の課題である気候変動問題の解決に向けて、
CO₂をはじめとする温室効果ガスの排出量を削減することが求められています。
東京応化が提供する製品は、電力制御に使用され、電化製品等の高効率化・省電力化に貢献するパワー半導体の製造にも使用されています。これらの製品をさらに進化させていくことで、全世界的課題である脱炭素社会の実現に向けて貢献していきます。
CO2を排出しない究極のエコ自動車の一つとして、近年注目が高まっている電気自動車。従来のエンジンとは異なる、モーターと電池を主体とした電気自動車を高効率化し、航続距離を伸ばすことに寄与するパワー半導体の開発が活発に行われています。
従来よりも地球にやさしい発電方式として、普及が始まっている太陽電池や風力発電。これらによって生まれた再生可能エネルギー由来の電力を家庭で使える形に変換するパワートレインにも、制御用の半導体が使用されています。
家庭で使用する電力量を減らし、よりエコな生活に変化させることも、脱炭素社会を実現するためには必要です。エアコンや冷蔵庫など家電製品の使用電力を最適化し、従来よりも電力消費量を抑えるために、各家電製品への半導体の実装は進んでいます。
[ライフサイエンス]
未来を開く
21世紀は生命科学の世紀といわれており、
ライフサイエンスは、人類を悩ます病の克服や食料・環境問題の解決など、
人々の生活に直結した「よりよく生きる」、「よりよく食べる」、「よりよく暮らす」
の領域での貢献が期待されています。
近年より関心が高まっている個人の健康に関する課題。東京応化は、これまで培ってきた微細加工技術や高純度化技術などを活かした事業活動を推進することで、人々の「Well-being*」の実現に今後も貢献していきます。
*Well-Being:個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念。
バイオチップは、ガラス基板などの表面に微細パターンを形成してつくる小型のチップであり、血液などに含まれるDNAやタンパク質の検出に利用でき、様々な研究機関でその応用が検討されています。
近い将来個人の体質に合わせた薬を調合するといった、テーラーメード創薬が実現できるかもしれません。
遠隔医療とは、情報通信技術・機器を活用し、離れた場所にいる患者に対して行う医療、介護に関する活動です。これまでは限られた人しか受けられなかった名医の医療が、情報通信技術を活用することで、より身近に受けられる将来が近づいています。
遺伝子に含まれている遺伝情報を解析し、個人の病気のかかりやすさや体質の傾向を知ることができる遺伝子検査。この検査の精度と速度の向上に、東京応化のコア技術である微細加工技術を利用する動きも始まっています。